2011年11月01日
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感想・映画「ミッション: 8ミニッツ」

Written By: トーノZERO連絡先

「今日ぐらい映画を見たっていいじゃないか」

「1日は1000円で見られるって言ってたっけ?」

「当初、三銃士とステキな金縛りのどちらを見るか悩んだが、結局、『ミッション: 8ミニッツ』を見た」

「どうして?」

「同じ8分間を何回も繰り返すという内容に心引かれたからかな」

「それでどうだったの?」

「主人公は同じ8分間を繰り返すが、映画としては繰り返さない。毎回展開が違うのだ。特徴的ないくつかの出来事が同じというだけ」

「じゃあ、普通の映画として見ていいわけ?」

「うん。そう思う」

「映画の内容だけど、映画通ほど騙されるって本当?」

「騙されるかは疑問だが、序盤のおかしな部分に全て正当な解釈が付くのは面白いな。実際には騙されるというより、先が読めない映画だと思う。主人公の正体もそうだし、境遇もそう。結末もそうだな」

「結末って?」

「おおざっぱに言うと、ハッピーエンドとバッドエンドがあり得て、どっちに転ぶのか最後まで読めない。というか、ほとんど片方まで行ってしまうが、そこでひっくり返る」

「結局、どうまとめる?」

「量子論と多元宇宙」

「は? それは大きく出たね」

「おいらが大きく出たわけでは無い」

オマケ §

「主人公が任務のために入っている部屋が、実は戦闘ヘリのコクピットにムードが似ている」

「なんで似ているんだよ」

「その理由は映画の中で説明がつく。そのあたりは良く出来た映画だと思う」

「はちゃめちゃに弾けているのでは無く、律儀な映画だってことだね」